「着圧ソックスとは」と調べている方に向けて、仕組みと効果、圧力の単位、選び方までをまとめました。
当サイトで扱う着圧ソックス100件のデータや、医療用弾性ストッキングとの違いも解説します。
着圧ソックスとは
着圧ソックスとは、足首からふくらはぎにかけて圧力を段階的に弱くする「段階着圧」構造で脚を圧迫し、血液やリンパ液の流れを重力に逆らって押し上げるようサポートする靴下のことです。
- 足首を最も強く、ふくらはぎ・太ももに向かって圧力を弱める段階着圧が基本構造
- むくみや重だるさの軽減、血行促進、疲労回復のサポートを目的に使われる
- 圧力の強さはhPa(ヘクトパスカル)またはmmHg(ミリメートル水銀柱)で表示される
- 医療用の弾性ストッキングと市販の着圧ソックスは、圧力レベルも耐久性も基準が異なる
- 締め付けが強すぎる商品や就寝中の長時間着用は体に合わないことがあり注意が必要
着圧ソックスの仕組み
着圧ソックスは、ふくらはぎの筋肉が動くことで血液を押し上げる「筋ポンプ作用」を、外側からの圧力でサポートする仕組みです。
足首を強く、上にいくほど圧力を弱める段階着圧にすることで、下から上へ向かう血流・リンパの流れを妨げずに後押しします。
逆に太もも側を足首より強く締めてしまうと血流がせき止められて逆効果になるため、圧力の向きが重要です。
期待できる効果
一般的に紹介される効果は、むくみの軽減、血行促進、脚の疲労感の軽減、静脈瘤の悪化予防のサポートなどです。
東京血管外科クリニックが紹介する妊娠中の女性を対象にした臨床データでは、20〜30mmHgの弾性ストッキングを12時間着用したグループで、むくみの改善率68.8%、脚の痛みの改善率65.6%という結果が報告されています(出典: 東京血管外科クリニック https://www.tokyokekkan.com/efforts/stockings/ )。
ただし効果の感じ方には個人差があり、すべての人に同じ効果を保証するものではありません。
継続して使う場合も、むくみが数日改善しないときは自己判断を続けず医療機関に相談することが大切です。
圧力の単位(hPa・mmHg)を正しく知る
着圧ソックスのパッケージには「hPa」または「mmHg」という圧力の単位が書かれています。
1mmHgは約1.33hPaに相当し、10mmHgは約13hPa、15mmHgは約20hPa、20mmHgは約27hPa、30mmHgは約40hPaに換算できます
(出典: リンパレッツ https://www.lymphalets.biz/2023/01/15/弾性-着圧ソックスの規格-おさらい/ 、RE:DAY https://reday.jp/how-to/ )。
ここで注意したいのは、hPa表示の数値はmmHg表示より大きく見える点です。
東京血管外科クリニックの解説では「20hPaと表示されている着圧ソックスは、実際には約15mmHg程度の圧力しかない」と指摘されています。
数値だけでhPaとmmHgを比較すると、圧力を実際より強く感じてしまう可能性があるため注意してください。
hPaの単位や換算の詳しい考え方は「着圧ソックスのhPaとは?mmHgとの換算表付き」で詳しく解説しています。
医療用と市販品の違い
医療保険の療養費還付を受けられる医療用弾性ストッキングは、圧迫圧がおおむね20mmHg(約27hPa)以上であることが基準とされています
(出典: リンパレッツ https://www.lymphalets.biz/2023/01/15/弾性-着圧ソックスの規格-おさらい/ )。
東京血管外科クリニックによると、医療用は編み方や生地が異なり、6か月継続使用しても着圧(32mmHg)がほとんど落ちないのに対し、市販品は着圧が早期に低下しやすい傾向があるとされています。
市販の着圧ソックスは日常のセルフケア向け、医療用は静脈瘤やリンパ浮腫の治療目的という位置づけの違いを理解しておくと選びやすくなります。
また圧迫圧の分類は国によっても基準が異なり、同じ30mmHg相当でもフランス規格ではクラス3、ドイツ規格ではクラス2に分類されるなど、統一されていない点も知っておくと商品選びの参考になります
(出典: リンパレッツ https://www.lymphalets.biz/2023/01/15/弾性-着圧ソックスの規格-おさらい/ )。
圧力レベル別の比較
| レベル | 目安圧力 | hPa換算目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ライト着圧 | 10〜15mmHg | 約13〜20hPa | 日常使いで軽いむくみが気になる人 |
| ミディアム着圧 | 15〜25mmHg | 約20〜33hPa | 立ち仕事やデスクワークが多い人 |
| ハイ着圧 | 25mmHg以上 | 約33hPa以上 | スポーツ後のケアや強めの着圧を試したい人 |
| 医療用 | 20mmHg以上 | 約27hPa以上 | 医師の指示のもとで使用する人 |
目的別の選び方
むくみ対策が目的の人は、日中に着用できるライト〜ミディアム着圧のハイソックスタイプが選びやすいです。
デスクワーク中心の方は「デスクワークの足のむくみに着圧ソックスおすすめ10選」、立ち仕事が中心の方は「立ち仕事のむくみに効く着圧ソックスおすすめ10選」も参考にしてください。就寝前後のケアをしたい人は、就寝用に設計された弱めの着圧タイプが向いています。
「夜に履く着圧ソックスおすすめ10選 就寝前のむくみケアに使える一足」で商品を比較しています。スポーツ後のケアをしたい人は、運動用に設計されたハイ着圧タイプが選択肢になります。
妊娠中や持病がある人、強い症状がある人は自己判断で強い着圧を選ばず、医師に相談したうえで医療用弾性ストッキングを検討してください。
失敗例・注意点
圧力の数値だけを見て強いものを選び、締め付けが強すぎて指先がしびれたり色が変わったりするケースがあります。
異変を感じたらすぐに使用を中止してください。就寝中に強い着圧のまま長時間履き続けると、血流を妨げるおそれがあります。
就寝用に作られていない商品は、眠る前に脱ぐか弱めの着圧のものを選んでください。サイズを確認せずに購入し、圧力が均等にかからずに効果を感じにくくなるケースも多くあります。
ふくらはぎと足首のサイズを測ってから選んでください。hPa表示とmmHg表示を単純比較し、実際の圧力を誤解して選んでしまうケースもあります。
単位をそろえてから比較しましょう。
関連商品
日常使いで段階着圧を試したい方には、縫い目のない快適設計のハイソックスがあります。




着圧ソックス 段階着圧ハイソックス 縫い目なし快適設計
¥3,500
オフィスでの着用を意識した立体編みサポートタイプもあります。





着圧ソックス 着圧ハイソックス 仕事用立体編みサポートタイプ
¥3,740
当サイト取扱100件のデータでは、価格帯は3,170円〜6,880円、平均3,612円です。
価格・在庫は変動する可能性があるため、購入前に最新情報をご確認ください。
2026年9月時点の情報です。
よくある質問
着圧ソックスは寝るときも履いていいですか
就寝時の長時間着用を想定していない商品が多く、強い着圧のまま眠ると血流を妨げるおそれがあります。
就寝用に設計された商品を選ぶか、就寝前に脱ぐことをおすすめします。
毎日履いても大丈夫ですか
多くの商品は日常使いを想定していますが、締め付けを強く感じる場合は毎日ではなく様子を見ながら使用してください。
着圧ソックスとストッキングの違いは何ですか
着圧ソックスはひざ下丈が中心で日常のセルフケア向け、弾性ストッキングは太もも丈も含み医療目的で使われることが多い点が主な違いです。
hPaとmmHgどちらを見て選べばいいですか
同じ商品内で比較するなら単位はどちらでも構いませんが、他社商品と比較する際は単位をそろえて換算してから比較してください。
着圧ソックスで痩せられますか
着圧ソックスはむくみや血行のサポートを目的としたもので、直接的なダイエット効果を保証するものではありません。
まとめ
- 着圧ソックスとは、段階着圧で血流とリンパの流れをサポートする靴下のこと
- 圧力はhPaまたはmmHgで表示され、換算を誤ると強さを見誤りやすい
- 医療用と市販品では圧力基準も耐久性も異なるため、目的に合わせて選ぶことが大切です

